不登校の子どもへの接し方〜学校に行きたくない!というのは子どもの大切な自己主張〜

こんにちは。朱鷺っぴいです。

 

みなさんの周りに不登校の子どもはいますか?

もしくは学生時代にほとんど学校に来なかったクラスメイトがいたりしませんでしたか?

私は中学生の頃、2年間不登校を経験しました。

 

asdgirl.hatenablog.com

 

↑の記事でも少し触れていますが、うつ病による入退院を繰り返してるうちに「学校に行きたくない」という気持ちが芽生え始めました。

別にいじめがあったわけでも、人間関係がうまくいかなくなったわけでも勉強についていけなくなったわけでもありません。

ただ、なんとなく漠然と学校に行くのが嫌だったんです。

そして1日、2日と休んでいくと周囲の目が気になって「なんで休んでたの?」とか言われたらどうしよう…

教室に入った瞬間「あれ、あの子学校来てる…」みたいな不思議そうな眼差しを一斉に向けられたらどうしよう…

などといった不安がどんどん募っていき、最終的に1週間…1ヶ月…1年…とずるずる休んで不登校状態になってしまいました。

親や担任の先生からは常に「学校に行きなさい」と言われ続け、つらい思いをしたのは大人になった今でも記憶に残っています。

でも、中学はまだ義務教育。

「学校に通ってほしい」という親や先生の気持ちも今では多少は理解できます。

しかし、不登校の子どもは理由が何であれ「学校に行きたくない」という強い意志を持っているので、そう簡単に登校を促すことはできません。

では、不登校の子どもにはどう接していけばいいのでしょうか?

段階を踏んで順番に見ていきましょう。

 

目次

 

「学校に行くこと」が全てなのか?

先ほども少し触れましたが、そもそも小・中学校は義務教育です。

不登校により進級・卒業ができないとなると将来にかなり大きく響いてきますね。

しかし、「学校に行くこと」とはそれほど重要なことなのでしょうか?

不登校の子どもは、理由は人それぞれですがとにかく「学校に行きたくない」と強く思っています。

その強い意志を強制的に曲げさせて、無理やりにでも登校させなければいけないほどの価値が「学校」にはあるのでしょうか?

もちろん学校自体を否定しているわけではありません。

ただ、多くの大人は「学校に行くこと」というよりは「毎日どこかに通って他人とコミュニケーションを取り、必要最低限の勉学に勤しんでほしい」というのが本音なのではないでしょうか?

 

引きこもって誰とも会話しないのはまずい

多くの場合、不登校には引きこもりがセットでついてきます。

引きこもりとは、外出せずに自分の部屋にこもって、家族とも必要最低限の会話しかしないような状態ですね。

完全に自分の殻に閉じこもるような状態です。

確かに引きこもり、というより誰ともコミュニケーションを取らないという状況は私もまずいと思います。

孤独を貫き、誰の言葉も聞かず自分の考えだけが頭を支配している…

こういう状況だとその子自身がとてもつらい思いをし、時には間違った決断をして暴走してしまうことも考えられます。

学校に行かなくても外に出なくてもいいから、誰かとコミュニケーションを取るということは不登校の子どもに限らず、人間なら誰にとっても重要なことです。

 

まずはネットでのコミュニケーションからでもいい

幸い、今の時代スマホやパソコンなどでのネット環境が整っている家庭がほとんどかと思います。

対面でのコミュニケーションがどうしても嫌だというのなら、顔を合わせずに済むネット上でのコミュニケーションから始めてもいいのではないでしょうか?

これは私の体感ですが、不登校で引きこもりの子どもはネット環境に強い興味を示すことが多い気がします。

家族相手でも直接会話するのが嫌だったら、まずはラインでやりとりするところから始めるのも、私はいいと思います。

ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのSNSでもかなり気軽にいろんな人と触れ合うことができます。

ただ、顔が見えない匿名の相手とのコミュニケーションは対面でのコミュニケーションよりトラブルが発生しやすいので、そこは少し注意しなければいけません。

 

どこでもいいから外出してみる

ネット上で他人とコミュニケーションをとるだけの生活だと、次第に体力が落ち不健康になっていきます。

場合によってはネット依存症になって夜遅くまでずっとパソコンやスマホに向かい、昼夜逆転してしまうこともあります。

(まさに私がそうでした)

なので、ネット上でのコミュニケーションができるようになったら次は外に出てみるということも徐々に試していきましょう。

別に学校に行く必要はありません。

近所の公園でもゲームセンターでもショッピングモールでも、なんなら慣れないうちは家の外に出て陽の光を浴び、外の空気を吸うだけでもいいです。

時間も特に決める必要はありません。

日が出てるうちならいつでも、数分でも数時間でもいいので無理のない範囲で外出してみましょう。

どうしても夜じゃないと体が動かないという場合は、親御さんが同伴して一緒に出かけるのもアリです。

どんなに少しの時間でも、家から出て外の空気を吸うことができるのは不登校の子どもにとってかなり大きな進歩になります。

 

フリースクールや保健室登校を検討してみる

パソコンやスマホで他人とコミュニケーションを取り、外に出て公園やコンビニなどに行くことができるようになったら次は対面でのコミュニケーションができるようになりたいですね。

人間、どういう人生を歩んで行くにしても他人との対面コミュニケーションというのは必ずついて回ります。

学校に行かなかったとしても、誰かと顔を合わせて会話をするという練習は絶対にしておいた方がいいです

私が不登校の時は、当時通っていた病院の主治医の先生に紹介されたフリースクールに遊びに行って好きなことをして遊んだり、スタッフの人に話を聞いてもらったりしていました。

それにだんだん慣れてきたら、学校に行き、教室には入らずに保健室登校をして保健室の先生とお話ししたりベッドで寝てたりしました。

(それでもやっぱり個人的にはフリースクールの方が居心地が良かったかな…笑)

これは今までよりもさらに大きな一歩になると思いますが、とても重要なことです。

学校にもよりますが、フリースクールや保健室への登校も出席日数としてカウントしてくれる場合がありますので、一度、学校の先生に相談してみてください。

ここまできたら親御さんや学校の先生が気にしている「進級」や「卒業・進学」の問題は半分以上解決するのではないでしょうか?

というかもし保健室登校ができるようになったら一応学校には通ってることになりますから「不登校」ではなくなりますよね!笑

 

勉強は一応しておいた方がいい

不登校の子どもの場合、もちろん学校に通っていないわけですから授業も受けられず、勉強がおろそかになる場合がほとんどだと思います。

私の場合は親に家庭教師をつけられ、ほぼ無理やり勉強させられてました。

当時の私の正直な感想としてはものすごく嫌でした。笑

でも後の高校受験には役に立ったし、もし不登校の時に一切勉強していなかったら今の自分はないと思います。

やはりなんだかんだ言っても勉強は大事です。

特に進学する気があるのなら勉強は避けては通れない道です。

 

進学に向けての私の実体験

進学したいかどうかは恐らく人によって違うと思いますが、私の場合は進学はとりあえずしておきたかったです。

それはなぜかというと、このまま中卒で働きに出るのは今の自分の状況じゃ無理だと思ったのと、「他の友達と同じように高校に進学したい」「普通になりたい」という気持ちが大きかったからです。

不登校でありながらも、毎日元気に学校に通う周りの同級生に何とも言い難い憧れのような感情を抱いていたんです。

そんなこんなで高校受験に向けて動き始めますが、出席日数が圧倒的に足りなかったため内申点が非常に低く、受験すらさせてもらえない高校がたくさんありました。

もう事前の面接すらさせてもらえないような状況です。門前払いです。切り捨て御免です。

ですが、奇跡的に不登校の私でも受け入れてくれる学校がありました。

出席日数が足りない点は大目に見てくれ、「うちの学校に通いたいという意志があるなら全然受験してくれて構いません」と言ってくださいました。

もちろん受験してテストを受けて合格しないといけないわけですが、門前払いされなかっただけで感謝感激でした。

その後学校見学もさせてもらい、明るくて楽しそうな生徒さんがたくさんいて、さらに親切に話しかけてくれたり案内してくれた生徒さんもいて、私は「この学校に通いたい」と思うようになります。

それまで不登校だった私にしてはかなり大きな心境の変化でした。

「学校に通いたくない」「この学校に通いたい」に変わったわけですからね。

環境の変化というのが大きな要因だったとは思いますが、以前は不登校だったけど進学したら案外あっさり学校に通えるようになったという人も中にはいます。

まさに私がそうです。

運が良かっただけかもしれませんが、どういう人生を歩んで行くにしても人との巡り合わせというのはとても重要だと痛感しました。

 

まとめ

人との巡り合わせに恵まれるためには、やはり人と関わっていかなければなりません。

つまり不登校でも何かしらのアクションを起こし、他人と関わり続けることが何よりも大事ということですね。

むしろそれさえできれば無理して学校に行かなくてもいいと私は思います。

なので周りに不登校の子どもがいる場合、学校に行かなくてもその子が健康に育ち、心身共に成長できる別の道を探してあげることが大切であり、その子に対して本当の意味で寄り添ってあげられるということになります。

先にも述べましたが、学校に行くことが全てではありません。

学校に行かなくても生きていけます。

ただ、何かを学び成長していくという経験を学校ではないどこかでさせてあげないといけません。

不登校の子どもを持つ親御さんや学校の先生には、ぜひその別の方法を子供と一緒に考えてあげてほしいと、元不登校の私は今でも切に願っています。

どうか「学校に行きたくない」という不登校の子どもの意志を真っ向から全否定しないであげてください。

「学校に行きたくない」というのも、子どもの大切な主張であり意思表示ですので、少しだけでもいいから受け入れてあげてください。

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